まずは無事切り変わったことに一安心したいところです・・・ 本日午後8時過ぎにmonacoinは45万blockに到達し、多少トラブルはありましたが無事に移行が完了しました。 一方、旧仕様のmonacoinのマイニングを続けている方がいるようで、現在も少しずつblock chainが伸びているようです。
今回の仕様切り替えは、ASIC全盛の状況の中でマルチプール等による低難易度の掘り逃げ等が見られること等といった背景があるなか公開されてものです。 具体的には、難易度が大きくばらつくDigi-ShieldからDark Gravity Wave 3へ変更、マイニングアルゴリズムをscryptからLyra2REv2へ45万block以降変更するという変更を盛り込んだmonacoin QT/d 「0.10.2.2」が公開されました。
今回この切り替え点となる45万blockに午後8時16分ごろ無事到達し、新仕様となるLyra2REv2+DGW3へと切り替わりました。 ただし、現在以下のようなトラブルが新仕様切り替え後に発生しているようです。(その他トラブルに関する情報があればお寄せ下さい)
- 切り替え後、プールに表示されるハッシュレートが実際にハッシュレートと大きくかい離している(実際の256分の1くらいになる)
- MONACOINPOOL.COMにおいて定期実行プログラムのトラブルが発生している(現在は解消した模様)
上の問題はおそらく、アルゴリズム変更に伴いターゲットとするbit数が変わったことに起因している問題と思われます。(プール表示側の問題です)
マイニング自体は正常にできているのでこちらはそう大きな問題というわけではないでしょう。(直し方はinclude/classes/coins内のscrypt関連のファイル内にある$target_bitsを16->24にすると直ると思われます。 違っていたらすみません。)
それよりはMONACOINPOOL.COMの問題で移動等を行った方が多いのではないでしょうか?
こちらは現在もトラブル中のため、マイニングは避けた方がいいでしょう。(現在は解消しました。)
また旧仕様(scrypt+digi-shield)なcoindを使っているサービスが若干残っていることに加え、現在も旧仕様側でマイニングが行われてblockが進んでいる状態です。
古いもなウォッチ
http://monawatch.ml/oldmona
9月27日23時48分現在、450,120blockまで進んでいます。(新仕様側は450,312blockまで進んでいます。)
初年度の3月ごろにいた方はご存じな通称"kenmocoin"のような状態というわけです。むしろ今回は対象のマイナーが可視化されていない分、より面倒なことになっているとも言えそうです。
利用者の方々は、普段利用しているプールがどういう状態なのか?を告知を見て確認し、もし怪しい雰囲気を感じたら早めに他のプール等に移動しておくことをお勧めします。
また、現在新仕様に対応したウォレットは以下のものです。
monacoin QT/d 公式版 0.10.2.2以降
multimona 0.2.8以降
coinomi,Monappy,BitCapitalZ 対応済み
逆に、現時点で対応の告知が出されていないウォレットは以下になります。
MonaBox,wallet mona,android版(keystore氏ver,もなむーる氏ver),非公式 monacoin QT/d(keystore氏ver)
旧バージョンのネットを観測する等目的がない限り、早めの更新をお勧めいたします。
今回の移行で遅延問題はほぼ解決したと言ってもよさそうですが、価格面でどう動くのか?という点は明日以降に注目しておきたいところです。
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mona digest管理人です。 現在はmonacoinを中心として、各種暗号(仮想)通貨の記事を書かせてもらっています。
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