久々にアップデートが来ましたね・・・ どうやら2月27日付でmonacoin-qtの公式版がアップデートされたようです。
ダウンロード - monacoin.org
http://monacoin.org/ja/download.html
今回アップデートがあったのはワタナベ氏が管理されている公式版のqtおよびcoindで、バージョンとしては0.8.7.1がリリースされました。
今回のアップデート内容は以下の通りです。
- checkpointとして18万9,250blockと30万blockを追加
- copyright の年数を一部を除き-2015に変更
- open-sslライブラリを1.0.1kに更新
- 「-maxorphantx」オプションの追加 (default:25)
- 表示メッセージがミスタイプにより違ったものとなっていた件を修正(Mitcoin->Monacoin)
なお以下は内部的な変更や文書の修正等です。(こちらは当方での翻訳が怪しいものも含みます)
- (open-sslの更新に絡み)新バージョンで導入された厳しいDERチェックに対する対策
- 上の修正に伴うDERに関連するコード強度の改善
- アラートテストの無効化
- osxのビルド案内をmonacoin向けに改定
- 外部IP取得用サービス終了に伴う該当部分のコード削除
- 生成を許可するblockをv2のみに固定
- 孤立するtransactionの検索方法を変更
- 孤立したものとprevout.hashとの間で起きた重複に起因しクラッシュするバグを修正
- 多量にinvが返される件の回避
- CNode::mapAskForの制限
- その他
内容は以上となります。
個人的に今回のアップデートで気になっているのは、「-maxorphantx」オプションです。 説明では「最大nの未接続transactionをメモリに保持する」つまり「どれだけの関連付けられていないtransactionをメモリに保持するか?」を設定できるオプションなようです。 基本的に大量のtransactionを扱わない限り必要にならない設定かなとは思いますが、こんな設定が追加されたというのは知っておいてもいいかもしれません。
その他は採用するblockchainを特定の物に固定するcheckpointの追加や(自分でコンパイルされている方は関係ありませんが)open-sslライブラリが更新されていたりします。 qtを公式よりダウンロードしている方は、open-sslライブラリが更新されているので更新しておいた方が無難かもしれません。
今回は前回の更新から約10ヶ月ほどとなるだけに、0.0.0.1上がっただけでも内部的には様々な変更が行われていたりします。 新バージョンに不安のある方は、急ぎのアップデートではないため「しばらく様子をみて問題なさそうならばアップデートをする」とした方がいいかもしれません。
投稿者プロフィール
-
mona digest管理人です。 現在はmonacoinを中心として、各種暗号(仮想)通貨の記事を書かせてもらっています。
記事にしてほしいネタは左のタレこみフォームを利用して投下してもらうと気付きやすいです。
monacoin:MMditkELuURZgDPduLDLGYArA15G7nWFo3